ジョジョ4部 8話 山岸由花子恋をする [4部感想]
これは、ほぼホラーでした。荒木先生は、なんでこんなに人間のことが描けるんだろうって、
一人で興奮してしまいましたが。悪い人って、やっぱり思い込みが強いんだな、とか
考えてしまいました。悪い人って悪い人じゃない、みたいな。
由花子の恋する姿を見るにつれ、由花子は由花子として悪くはない。でも間違っている。
広瀬君の言う通り「言ったってわからない」んですよね。二人の精神力をぶつけ合うバトルが見事じゃないでしょうか
話し合えない、という状況ってどうして生まれるんでしょうね。
言っても分からないことを、どうやって伝えるのかも難しいところ。
だけど、このお話しでは、単純に「助ける」というのが愛なのだなというところに
落ち着いたように思います。すごく勉強になりました。
仗助や億泰が、広瀬君を助けようとしたのも愛だし、最後に迎えに来てくれたときは
本当にほっとしますね。安堵させてくれるというのも愛ですよね。
そんな愛に比べて、自分のことが好きなのが、恋なのかなと思ったり。由花子は自分でも言っていますが、周囲が見えなくなる性格なので、その分情熱は強かったのですが、
何に情熱をかけたのか。すこし(いっぱい)ずれてしまった。
こういう女性は結構いますよね。恋愛だけじゃなくて、教育ママになってしまう人なんかもそうですし。時々自分を振り返って落ち込んだりするのに、反省が生かせないというか。そういう性分なので、難しいのです。
だから、具体的に自分が救われて、初めて分かったのかもしれません。
体験として、「命を救われた」というのは強烈に安心するだろうし「助ける」とはこういうことか、とわかるのだと思います。
由花子は、賢いほうなので、どんな状況で広瀬君が自分を助けてくれたのか、
自分の行動も踏まえて客観的に見ることができます。それが良かったです。
これで、本当に反省できたのだと思います。
自分は悪くない、というのから抜け出せたのが素晴らしい。
広瀬君のエコーズが脱皮する。これは、形兆のとき卵で、玉美さんとの戦いで孵化して…と段階を踏んでいて興味深いのですが、どのきっかけでもパワーアップできるわけではないと思います。むしろ、この回でのパワーアップ以外なかったと思うのです。
由花子の愛情が成しえた業ですね。ここまで広瀬君が情熱を燃やしたのは、死の恐怖を
感じたせいではなくて、由花子と分かり合いたかったからではないでしょうか。
広瀬君が本気になったのは、由花子の情熱(精神力)につられたことは否めませんが、
その由花子の情熱に、真剣に応えてみたのが良かったのだと思います。
状況的にも、逃げたくても逃げられませんでしたし。立ち向かうしかありません。
そんな時、広瀬君は、もう倒してしまえばいい、とは思わなかった。
広瀬君の精神力が高まるのは、いつも分かり合いたい時じゃないかなと思います。
前回は、お母さんに信じてもらいたいときでしたし、今回は、由花子に
分かってほしかった。広瀬君の願いは「助けて」欲しいということで、本当の意味で
「愛して」欲しいということだったのかもしれません。恋ではなくて。
エコーズの脱皮直前に、広瀬君は、「獏がこんなに嫌がっているのがわからないのかい?」とか「言ってもムダというのが、これほどとは。」などと叫んだり呻いたりしています。
分かってほしいという広瀬君の第一の情熱がピークになっていたのでしょう。
ラストで、由花子が「あたしは、出会った時から康一君には、すでに負けていたんだわ」と言っています。勝ち負けに気づかないまま、負けてしまっているのが恋なのかなと、思いました。
勝ち負けで言えば、愛は負けなんですね。恋(負けてしまう)と比べて負けてあげる、というのが愛なのかもしれない。最初の由花子は、勝とう勝とうとしていたように見えますから。負けて「幸せだわ」と感じられて良かったです。
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一人で興奮してしまいましたが。悪い人って、やっぱり思い込みが強いんだな、とか
考えてしまいました。悪い人って悪い人じゃない、みたいな。
由花子の恋する姿を見るにつれ、由花子は由花子として悪くはない。でも間違っている。
広瀬君の言う通り「言ったってわからない」んですよね。二人の精神力をぶつけ合うバトルが見事じゃないでしょうか
話し合えない、という状況ってどうして生まれるんでしょうね。
言っても分からないことを、どうやって伝えるのかも難しいところ。
だけど、このお話しでは、単純に「助ける」というのが愛なのだなというところに
落ち着いたように思います。すごく勉強になりました。
仗助や億泰が、広瀬君を助けようとしたのも愛だし、最後に迎えに来てくれたときは
本当にほっとしますね。安堵させてくれるというのも愛ですよね。
そんな愛に比べて、自分のことが好きなのが、恋なのかなと思ったり。由花子は自分でも言っていますが、周囲が見えなくなる性格なので、その分情熱は強かったのですが、
何に情熱をかけたのか。すこし(いっぱい)ずれてしまった。
こういう女性は結構いますよね。恋愛だけじゃなくて、教育ママになってしまう人なんかもそうですし。時々自分を振り返って落ち込んだりするのに、反省が生かせないというか。そういう性分なので、難しいのです。
だから、具体的に自分が救われて、初めて分かったのかもしれません。
体験として、「命を救われた」というのは強烈に安心するだろうし「助ける」とはこういうことか、とわかるのだと思います。
由花子は、賢いほうなので、どんな状況で広瀬君が自分を助けてくれたのか、
自分の行動も踏まえて客観的に見ることができます。それが良かったです。
これで、本当に反省できたのだと思います。
自分は悪くない、というのから抜け出せたのが素晴らしい。
広瀬君のエコーズが脱皮する。これは、形兆のとき卵で、玉美さんとの戦いで孵化して…と段階を踏んでいて興味深いのですが、どのきっかけでもパワーアップできるわけではないと思います。むしろ、この回でのパワーアップ以外なかったと思うのです。
由花子の愛情が成しえた業ですね。ここまで広瀬君が情熱を燃やしたのは、死の恐怖を
感じたせいではなくて、由花子と分かり合いたかったからではないでしょうか。
広瀬君が本気になったのは、由花子の情熱(精神力)につられたことは否めませんが、
その由花子の情熱に、真剣に応えてみたのが良かったのだと思います。
状況的にも、逃げたくても逃げられませんでしたし。立ち向かうしかありません。
そんな時、広瀬君は、もう倒してしまえばいい、とは思わなかった。
広瀬君の精神力が高まるのは、いつも分かり合いたい時じゃないかなと思います。
前回は、お母さんに信じてもらいたいときでしたし、今回は、由花子に
分かってほしかった。広瀬君の願いは「助けて」欲しいということで、本当の意味で
「愛して」欲しいということだったのかもしれません。恋ではなくて。
エコーズの脱皮直前に、広瀬君は、「獏がこんなに嫌がっているのがわからないのかい?」とか「言ってもムダというのが、これほどとは。」などと叫んだり呻いたりしています。
分かってほしいという広瀬君の第一の情熱がピークになっていたのでしょう。
ラストで、由花子が「あたしは、出会った時から康一君には、すでに負けていたんだわ」と言っています。勝ち負けに気づかないまま、負けてしまっているのが恋なのかなと、思いました。
勝ち負けで言えば、愛は負けなんですね。恋(負けてしまう)と比べて負けてあげる、というのが愛なのかもしれない。最初の由花子は、勝とう勝とうとしていたように見えますから。負けて「幸せだわ」と感じられて良かったです。
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